とんぼの宙返り

猫のぬいぐるみ・とんぼの日記

ねこのさわり方研究

こんにちは、とんぼです。

なんと、4日ぶりになってしまいました。じつは、旅に出ていたのです。とてもしあわせな3日間でした。

ところで、帰ってきてからさっきまで、寝たり起きたりしながら考えていたことがあります。

すきですよ、ということを伝えるために、人間が人間を、人間が猫を、猫が猫を、なでたりさわったりします。そういうとき、触れることでことば以上のきもちを伝えることができると、わたしは知っています。

でも、人は、ねこは、いつ「すきですよ」の触れ方を知るのでしょうか?

というのも、わたしは、まだそれを知ることができていないような気がするのです。とんぼはただベタベタと、赤ちゃんがおもちゃをさわるのとおなじようなやり方で、すきを伝えようとしていつも失敗しているのです。

綿の国星』という漫画を、読んだことはありますか?主人公のチビ猫は、ねこには2つの種類があって、一方は人間へと成長し、もう一方はねこのまま死んでいくのだと考えています。チビ猫はもちろん、自分は人間になる方のねこだと信じています。

チビ猫はきっと、わたしとおなじように触れ方を知らないのではないでしょうか。だから、なんとか人間になって、捨て猫だった自分を拾ってくれた時夫(飼い主)にことばできもちを伝えようとしている。もしそうだとしたら、チビ猫はいつか、ねこでありながら時夫にすきを伝えられるようになるのでしょうか。

こんなことを考えたのは、『綿の国星 ケーキの本』を参考にして、コーヒーババロアを作ったからです。ゼラチンを入れすぎたのか、ボソボソのババロアができあがり、またすきですよを伝えるのに失敗してしまいました。

失敗ばかりのとんぼ、まずはぬいぐるみ友だちのうさぎをなでなでするところからはじめてまいります。

とんぼ